この記事は以下の方に向けた記事です。
- 子どもが入学前or低学年
- あまり教育費にお金をかけられそうもない
上記に当てはまらない方はここでページを閉じましょう!
また、この記事はちょっと厳しい話をしています。
そこのところをご理解いただけると嬉しいです。
ただ、読んで全く損した!みたいな内容ではないです。
少しは参考にしてもらえると思います。
結論
最初に結論を述べます。
「教育費が心配なご家庭ほど、子どもが小さいうちから色々試すのががいいよ」です。
親の収入と子の学力
まず、「東大生の親の平均年収は1,000万円」みたいなデータもあるように、「親の収入と子の学力には、緩やかな相関関係がある」と考えられます。
これは、2,000名を超える卒塾生たちを指導した経験からも言えることで、具体的には以下の内容になります。
- 収入が高い親は教育への意識が高く、早くから子どもを塾に通わせる
- お金がない家は「塾は中学生になってから」と考えがち
- 授業料の滞納は下位クラスの子に多い
- 経済的理由で授業料等の分割納入をお願いする家庭は下位クラスの割合が高い
- 「お金がない」を理由に、国社理などを受講しない生徒は下位クラスに多い
- 受験生チャレンジ(返済不要の塾代支援制度)の利用は8割が下位クラスの生徒
(*これは管理人の経験に因るもので、一般的な傾向と異なるかも知れません)
私は教室長をやっていたので分かるのですが、いわゆる「お金の相談」は学力的に下位の子に多いです。
で、お金の相談をしてくる家庭ほどお金の使い方がイマイチです。
例えば、それは塾での受講科目の選び方に現れます。
人間は言葉でものを考える生き物です。
そういう意味で国語力があるかは知的活動でとても重要なんです。
だから「国語は全ての教科の土台」と言われているんです。
で、教育への意識が高い家庭は当然国語も勉強させます。
ところが、教育費を多くかけられない家庭は「英語と数学は受講するけど、国語は取らない」というケースが多いです。
でも、これはダメです。
ある程度の国語力がないと他の教科ができるようにならないからです。
理科や社会もそうです。
「お金がないからウチは絶対公立!」と言うのであれば、当然早くから理社を受講すべきなんです。
でも、『私立はダメ、絶対公立!』と言うわりに、お金のことを気にして「理社は自分でやります」とか「部活を引退してから受講します」みたいな家庭は多いです。
で、結局理社の勉強が甘くなり、公立受験で苦戦するワケです。
と、ここまで書いて
「お金がなくて、高い塾代を払えないからしょうがない」という声が聞こえてきそうです。
そうなんです。
「親の所得が低いと子どもが教育を受ける機会が減り、子どもは勉強面で苦労する」という現実があるんです。
そこで「じゃあ、どうすればいいんですか?」って話になってきます。
早めに手を打つ
まず、「お金がないから塾へ通わせるのは中学生から」とか考えるのはダメです。
それじゃあ、遅すぎます。
むしろ長い目で考えたときには、早くから教育費をかけたほうが経済的にも安く済むし、学習効果も高く出ます。
なぜかというのは本家サイトの『同じだけ投資をするなら、子どもが幼いときほどリターンは大きい?』を必ず読んで確認してください。
大事なのは、教育は早く手を打つのが最も効果が高いし、経済的にもいいということです。
ここは必ず心にとめておきましょう。
もしもお子さんが低学年くらいまでなら今のうちに少しでいいから教育費をかけておくことをオススメします。
入学前であればこどもちゃれんじを考えてみたり、知育おもちゃを買ってあげるのもいいです。
小学生であれば漢字や計算ドリルみたいな「勉強ドリル」をやらせてみるでもいいし、本や図鑑をたくさん買ってあげるでもいいし、賢くなるパズルみたいな思考力や粘り強さが身につくドリルをやらせるでもいいです。
KUMONに通えば最低でも月に7,700円かかります。
7,000円あればけっこうな数のドリルや本を買えます。
一人で勉強が出来るようなら家庭学習教材を検討もアリです。
まずは家で出来るコトを考えて実践し、ダメならKUMONみたいな習い事を検討してもいいかも知れません。
色々やってみて、ダメなら次の手を考えればいいです。
入学前や低学年のうちなら費用をそれほどかけずにアレコレ試せます。
正直、何がその子に合うかはやってみなきゃ分かりません。
ただし「合う勉強が見つけられる確率が高いのは色々試した子」というのは注意しておきたいところです。