管理強制型指導は結果が出やすいが・・・

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びーちゃー
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塾は教育なのかどうか・・・悩む私が毒を吐いてます!

定期試験で結果を出すなら管理強制型

成績不振の子に定期試験で点を取らせるには、勉強の管理と強制が一番手っ取り早い。

これは確かだろうと思われます。

もちろん、やらされる勉強ほどつまらないものないし、子ども自らが進んで学ぶ姿勢が望ましいのは言うまでもありません。

でも、子どもの自主性,主体性が身につくのには時間がかかります。

それこそ1年とか長い期間が必要です。

で、子どもの内面の成長を待っているうちにどんどんテストはやってきます。
当然、結果は出ません。

私は塾で働いています。
塾の役目は、成績を上げることです。
常に結果を求められます。
そこで短期間で効果が出る指導は何かと言ったら、「やらない生徒はやらせればいい」です。

宿題や課題を多くしてやるものを指定します。

やらなければ厳しく指導します。

極端に言えば、生徒が「やらないと怒られるから」というネガティヴな理由でもいいので、勉強させます。

塾講師が、「ココと決めたところは必ずやらせる」「やってない生徒に対しては、泣こうがわめこうが一歩も引かない」くらいの強い気持ちで臨めば、ソコソコの結果が出ます。

でも、それでいいのか?って話です。

管理と強制のデメリット

勉強の管理と強制は、短期勝負においてはある程度結果は出やすいというメリットがあります。

ただし、これは劇薬みたいなものです。

効き目が強いぶん、副作用も出やすいです。

デメリット(1)-入試

塾は依然ブラック色が強い業種です。

先生たちはかなり忙しいし、常に疲弊しています。

そういう中で、1年365日一人の生徒をきっちり管理、強制するのは難しいです。

忙しさにかまけて、必ずどこかで監視の目は緩み、管理がルーズになります。

定期試験が短期決戦なら、入試は長期戦です。

だから入試のことを考えると、最終的には「先生に言われなくても自分でやる生徒」になってもらう必要があります。

当然、家庭で親が子どもの勉強を管理する手もあります。

でも、共働き世帯が多い中、仕事が忙しい親が子どもの勉強面まで管理するってなかなか難しいですよね。

デメリット(2)-指示待ちの大人になる

管理強制型指導のもう一つのデメリットは、子どもが常に先生の指示待ちになるということです。

で、そういう子はたとえ入試で上手く結果が出ても、社会に出たときに困ります。

AIの進歩により、「指示待ちニンゲン」は要らなくなります。

言われたことだけをやるというのであれば、コンピュータや機械のほうが優秀です。

処理は速くて正確、疲れを知らないから休憩も休日も必要ない。

今後は「AIを使う人」と「AIに使われる人」に二極化されます。

当然、これは経済格差が拡がることを意味します。

そうなったときに、「指示待ちの人」が豊かな人生を送れるかと言ったら、不安が残ります。

例外もある

上で管理強制型指導のデメリットとして、子どもの自主性が育たないことをあげました。

しかし、こうならない子もいます。
矛盾するようですが、管理強制型指導で自主性が身につく場合もあります。

以下に管理強制型指導で自主性が身につく流れをあげておきます。

中間試験で塾がやるものを管理・強制

イヤイヤながらもやらされたことで結果が出る

生徒が自信を持つ

期末試験でも管理と強制

また点数が上がる

「ひょっとして自分ってやればできるんじゃないか」と自信を持つ

次学期中間で、塾でやらされていた量を今度は自分でやってみる

やっぱり結果が良い

「そうか!勉強ってやればできるんだ」

というパターン。
要は、最初は強制だったのが結果が出ることで自信を持ち、自ら進んで勉強するようになるって状態。
もう一つは、強制されているうちに、勉強するのが当たり前になってくること(習慣化)。

で、このパターンに当てはまる生徒は結構います。

ただ、注意してほしいのは「管理強制型指導→自立学習型」になるには、塾の先生の力量がかなり問われる点です。

力がない先生だと、単に厳しいだけになってしまいます。

力のある先生だと、愛情と厳しさ、ほめることと叱ること、強制と自立、管理と自律のバランスの取り方が非常に上手く、そういう先生の指導の下で子どもは伸びていきます。
参考記事 なぜ塾に「デキる先生」は少ないのか

まとめ

結局大事なのは家庭の方針をはっきり決めることだと思います。

管理/自律、強制/自立、厳しい/伸び伸び、学校の点数/偏差値・・・

どういう指導がいいのかというのは、子どもと家庭によって全く違います。

管理強制型指導がハマり伸びる子もいれば、逆につぶれる子もいます。

目の前のテスト結果を求める親がいれば、将来につながるような人間的成長を求める親もいます。

まずは、保護者のブレない教育方針が必要かと思います。